児童虐待防止オレンジキャンペーン

 2004年、栃木県小山市で3歳と4歳になる二人の可愛らしい兄弟が何度も何度も父親の友人から暴行を受けていました。その顔を見たコンビニの店長さんが警察に通報したのですが、いったんは保護されながら、周囲の諸機関が適切な措置を取らなかったために、9月11日ガソリンスタンドで再び暴行を受け、車の中でもさんざん暴行を受け、息も絶え絶えの状態で、橋の上から川に投げ込まれて幼い命を奪われるという痛ましい事件が起こりました。

 その場所には、お地蔵さんが設置され、今日も供花が絶えません。

 2005年、栃木県小山市の「カンガルーOYAMA」という団体が、二度とこのような事件が起こらないようにという願いを込めて、子ども虐待防止を目指してオレンジリボン運動が始まりました。そして、NPO法人「里親子支援のアン基金プロジェクト」が協力し、大きく育てました。

 全国の児童虐待の対応件数は約20万件(令和3年度)を超え、令和3年度末の千葉県内の件数は、約11,000件(千葉市:2,277件)に上っています。児童虐待を防止するためには社会全体での取り組みが必要なことから、オレンジリボンキャンペーン期間中に全国で児童虐待防止のシンボルであるオレンジリボンを用いた啓発活動が行われています。

 


 

2023年09月09日